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悪徳弁護士に見られる特徴
結構前の話ですが弁護士法が改正され、弁護士の顧客獲得のための広告が可能となりました。そのため、最近TVでは弁護士事務所のCMを良く見るようになりました。多くが、債務整理や破産を主に行っている弁護士事務所です。
しかし東京には1万人を越える弁護士がいて、当然、CMを打っていない事務所のほうが多いのです。それは小規模事務所でCMを打つことが経済的にプラスにならないという面もあるでしょうが、従来どおり、広告に頼って新規の顧客を獲得するよりは、信頼のおける顧客からの紹介など、人づてで顧客を獲得していくほうが安全で、かつ丁寧な仕事が出来ると考える弁護士も数多くいるからじゃないでしょうか。
昨今の弁護士急増の問題を受け、地方はもちろんのこと都心部でも、仕事にあぶれる弁護士や、就職活動に失敗し初年度から独立せざるを得ない弁護士がいると聞きます。
そういう弁護士などが拾いやすい仕事の一つとして、債務整理や破産の分野はあります。
債務整理を専門に扱う事務所には、弁護士一人に対しかなり多くの事務員が在籍し、業務の多くの部分を事務員が担当している事務所もあります。
債務整理や破産といった分野は、(破産などは弁護士を頼まなくても個人のみで申し立てられますし、過払返還請求も個人で申し立てられます)ある一定程度はルーティンになりやすく、必ずしも弁護士が全て対応しなくても、出来てしまう部分があるからです。
しかし、依頼する顧客のほうとしてはやはり、着手金・報酬を払って弁護士に依頼する以上、きちんと有資格者である弁護士に丁寧に対応してもらいたいし、また、そのような多重債務状態に陥っている顧客は不安感が強くもあると思います。
しかし、債務整理、破産といった分野は手間がかかる(債権者からの電話がかなり鳴る。ひき直し計算などに時間がかかる。結果人件費がかさむ)上に、もともとお金がない人が依頼人ですから、そう多く報酬が取れるとも思えず、薄利多売的な側面があり、つまり、一度にかなり多くの依頼を抱えていることが多いと思われます。一人ひとりの債務者に、弁護士が丁寧に対応している時間はおそらくないのです。
テレビCMなどをばんばんうっている事務所は当然目立ちますから、新規の、駆け込みの依頼者は多いことでしょう。そのように常に多くの顧客を抱えてまわしていかなければ、業務内容的に成り立ちにくいのではないか、と私は思っています。
まったく経験がないというのも困りものですが、件数を多くこなしていることが一番いい、とも思えないのです。
以上、前置きがかなり長くなってしまいましたが、私が万が一、多重債務状態に陥り弁護士に相談するとしたら、もしも信頼出来る筋のつてがあるならばそれを頼って、債務整理を専門にはしていない、民事の、しかしある程度は若い(あまりにベテランの先生だとまったく債務整理(クレサラ系の)を扱ったことがない、ということもありえそうです)弁護士に相談したいと思います。
もしもそのようなつてがない場合、安易にCMを見て駆け込むのではなく、たとえば法テラスなどの公的機関か、東京三会の運営する法律相談センターなどに駆け込みます。
なお、上記法律相談センターの「悪徳弁護士にご注意」のページに、「悪徳弁護士に典型的に見られた特徴」の一つとして「公共の場所のいたるところやスポーツ紙などに借金整理専門をうたって大々的な広告を展開している」というのがあげられています。
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